胸騒ぎの腰つき胸騒ぎの腰つき胸騒ぎの腰つき

 先週のボーズにもめげず、2週連続で荒川に釣りにいく。それで出かけようとしたら直前に豪雨。一瞬くじけそうになるが、いや、この降りっぷりなら釣り場に着くころにはやんでいるはずだと思いなおし、車で出発。すると予想どおり川に着くころには雨はやんだのだった。

 車のなかで昼食がわりにおにぎりを食べ、腹ごしらえも済んだところでいざ釣らん。と、2投目であっさりとスモールが1匹釣れた。それからしばらくしてラージも1匹追加。どちらもサイズ的にはたいしたことないけど3年ぶりにバスを手にしてうれしい。ヒットルアーはスパテラ4インチのスプリットショットリグ。それをてきとうにスイミングさせていたら釣れた。

 先週の釣りの日記にも書いたけれど、やっぱりガツガツはしちゃいかん、ガツガツは。「このポイントなら魚がいるはず」「このルアーなら釣れるはず」というのを選んだら、あとはガツガツしないでぼけーっとルアーを流しているとほとんどオートマチックに魚が掛かってくる。あとは主体(釣り人)がほとんど無意識のうちにアタリを感知し、体に染みついたクセでアワセをすればいいだけ。(そこから先のファイトの時間帯は意識の領域ですが。)

 2匹釣れて安心し、あとは新規ポイントを開拓しようと移動。釣りをするよりも歩き回ってばかりいたので結局そのあとはノーフィッシュ。おまけに暑くて汗だくでちょっとフラつく。でもいい。今日は2匹釣れたのだから。

 歩き回っているときに茂みから「きぇー!」と北野くん(from『エンジェル伝説』)みたいな叫びが聞こえてこちらがビクッとしたところで大きな鳥が飛び立った。顔が赤く、体は深い緑。キジの雄だろう。それはいいのだが、わからないのが、同じく歩き回っているときに遭遇した茶色い鳥。鳥なのに飛ばず、走っていた。茂みから走って飛び出してきて、しばらく僕が歩く前を走り、茂みに走って消えていった。え、エミュー? あの鳥は何という鳥なのだろう。

 それから夕方、暗くなりはじめた頃、若いカマキリを救助した。どうやら植物のつるに捕まって動けないようだったので、プライヤーでつるを切ってあげた。胴にひと巻ぶんのつるが残ってしまったが、まあ、それは自分で取るなり、枯れてポロっと落ちるのを待つなりしてください。

 18時頃、納竿。たばこを一服してから帰る。何年か前に買ったきりほとんど聞いていなかったサザンのベストを聞きながら運転しているとサザンの夏に合う度ハンパねえ。帰宅して晩ごはんには鳥団子チゲを食べた。ビールがうまい。