夜になったというだけのことさ
昨日の夕方のこと。取り寄せを依頼していた本が届いたというので池袋のジュンク堂へ受けとりに行く。
・高橋源一郎『大人にはわからない日本文学史』
・高橋源一郎×内田樹『ぼくたち日本の味方です』
・高橋源一郎×加藤典洋『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』
高橋さんの本で買いそびれていたもののうち、そろそろネット書店にも在庫がなくなりそうなものを取り寄せてもらったのだった。
まあ、ここまではいいさ。もともと自分の意志で取り寄せようと思ってしかるべき手続きを踏んで購入したものだから。
でもリアル書店に行くと当初は予定になかったあれやこれもついでに買ってしまうといういつもの罠にはまり、以下も追加購入。
・平野啓一郎『本心』
・諸星大二郎『妖怪ハンター 稗田の生徒たち』
・諸星大二郎『未来歳時記バイオの黙示録』
・石黒正数『天国大魔境』6巻
・『イリュミナシオン』創刊号
平野さんの新作はAIが出てくるらしいので気になって購入。
モロホシ2冊はたしか以前に単行本で読んだ気もするけど新たに文庫が出たからには買わねばならない。『妖怪ハンター』のほうは単行本未収録の作品も入ってるらしいし。
『天国大魔境』は続きだから。といっても前巻は買ったもののまだ読んでいない。なんなら前々巻も買っただけで読んでない。その前のも。てか、じつは1巻しか読んでいない。出るたびにすぐ買うが、もったいなくて読まずにとってあるのだ。
『イリュミナシオン』は店頭でたまたま目にした雑誌。本のたたずまいを見て(いかにもおフランス)、ぱらぱらと中身を見て、すぐにああもうこれは買わなしゃあないわとなって購入。公式サイトに目次があった(https://sites.google.com/view/illuminations7/)。なんと豪華な。
ともあれ本をかかえてレジにいき、店員さんに「袋をください」と言う。すると店員さんが、
「5円のビニール袋ですか? それとも20円の紙袋ですか?」
とおっしゃる。
「いいえ、わたしが落とした袋はただのエコバッグです」
「まあ、そんなSDGs意識にあふれたあなたには、何もさしあげないのがよろしいでしょう。本は手で持って帰りなさい」
「ええ、そんな殺生な! 重くて無理です!」
という展開にはならず、普通に「5円のビニール袋でぜんぶ入りますか?」と尋ねたところ、
「入らないかもしれません」
とのこと。じゃあなんで選択肢として提示するんや。店員さんが本を無理やりビニール袋に突っこみ、あげく入りきらず、あとに残るはのびのびになったビニール袋だけ・・・という無惨なことになったら後味が悪いので「じゃあ紙袋にしてください」とお願いし、紙袋内にきれいに2列に収められた本を持って帰った。
電車に乗ると窓の外が暗い。そういえば夜から台風が来るということだった。もう来たのか、雨に濡らさずに本を持って帰れるかしらと気に病むが、電車を降りても雨など降っておらず、なんてことはない、本屋に寄り道したからいつもより帰る時間が遅くなり、夜になったというだけだった。明け方に一度、大雨の音で目が覚めた。
*
(追記)
前回の記事を書いたときに、ツイッターなるもので初めてつぶやくということをやってみんとす、ということでちらっとつぶやいてみたが、その後2週間ちかく結局ひとことも発さず。
どうも向いてないわーこれ、何つぶやけばええかわからんわー、そもそも俺、ケータイとか持ってへんし、てことはつぶやくためにはいちいち机に向かってパソコンの電源を入れてブラウザ立ちあげてツイッターに入ってキーボードをぱちぱち打ってつぶやくということになり、そこまでしてやらなあかん「つぶやき」っていったい何やねん、つぶやくいうんは気ぃ向いたときにほとんど無意識っていうか惰性っていうか、そういう無理のない形でポロっとくちをついて出るからこその「つぶやき」いうんであってやなーというところでどうも興がのらない。
というわけでもうツイッターはええわ、ほっとこ、ひとことしゃべっただけで卒業や、と思っていたのだが今日ブログを更新したら「この記事をシェアする」みたいなボタンが出てきてそれを押すと、おお、ツイッターに接続して「はてなブログに投稿しました」というのを自動的につぶやけるではないか! なんと便利な!
って、わし、いつの時代の人やねん。ともかく今日はふたことめをつぶやきました。
このツイートがいいねときみが言ったから7月27日はつぶや記念日